3年前の祖父の手術のこと

 

4月22日の手帳

 祖父の手術は9時から17時過ぎまでだった。麻酔から覚醒までを含む。そのあと検査もあって顔を見る機会があり、祖母の声かけにヨッシャヨッシャと答えていた。今のところ経過よし。

 19時過ぎに父も電車を使って病院まできた。祖父母の家で5人で夕食をとった。祖母と父は霧島のお湯割りを飲んでいた。祖母はよく寝られる、ホッとしたと繰り返し言っていた。

 

 手術の大事な局面では、手術室と控え室がモニターとマイクで繋がるようになっていた。祖父の頭の中が映って、今からこの箇所を云々しますけどいいですか、はいお願いしますという感じだったらしい。私は事前に話を聞いただけで気落ちしてしまっていたので、妹と控え室の外で待っていた。

 その手術映像を見ると決めた祖母は、途中からすごい技術だ、命の恩人だ、と思ったらしく、携帯でその映像を写真に撮っていたらしい。なんてこった。


 祖父も無事よくなると思う。ぺらぺら話せるようになるといい。怖かったと思うけど、後ろを向かずに手術室へ入って行った。強いのか強がりなのか。無事終わってよかった。

 祖母は祖父が麻酔へ行く前と手術室から出てくる前と気弱になっていたから心配だった。 祖母と控え室で待機していた母には、多分今までの治療を知らなかった分ハードだったと思う。妹は不安げで怖がっていた。あまり口に出さないから分かりづらい。父はスーツ姿だと遠目に一瞬分からない。私はちゃんとご飯食べた。おやすみ。

 

 

 祖父の手術で分かったのは、手術したからって終わりじゃないんだなってこと。当たり前なのに知らなかったね。