3年前の祖父の手術日の深夜から翌日のメモ

 

 自分が、感性がにぶって他人事で優しくないのか、引きずられなくて頼もしくて動じないのか、よくわからない。 私は優しくない。

 

 祖父は大丈夫だろうか。祖母は一人で時間を耐えられるだろうか。母は疲れているしよく泣く。今日はなんだか皆違った。

 手術の映像を私と妹は想像ですら耐えられなかった。関係の近い祖母と母は、音声と映像と医師の説明とに潰れないだろうか。

 祖父は大丈夫かな。早く一般病棟に移られるといい。

 叔父に伝えて、向こうの判断に任せて帰ってきて貰えばいいのに。少人数で抱えるのは重い。

 ぼろぼろ泣くくせに頭の半分では今日のゲームのBGMや色んな音楽が流れてて変。演技なのかと思う。 頭いたい。鼻つまった。

 

 

……手術する半年前に祖父母は叔父のところへ行った。祖父はもう会うことは無いというような思いで行き、脳の手術を受けることを説明したらしい。でも叔父は興味を示さなかったらしい。だからこの手術の日取りは叔父に連絡しなかった。

 祖父母は近居している私達にも最初は手術のことを伝える気は無かったらしい。2人だけで解決できる、迷惑をかけまいと思っていた模様。