ごった

色々書きます

 数年前のオートクチュールを見返してみると白人モデルが多いように思う。今と比べると褐色のモデルは実に少ないし、アジア系も然りである。

 

 ファッション界はジェンダーレスやサスティナビリティと同じく反トランプを掲げているけれど、人種に関していえば、トランプ以前のファッション界は、そう言える立場になかったように見える。トレンドの政治的正しさ(反トランプもこれ)に乗っているわけで、なんというか少し欺瞞に思える。アカデミー賞だったか、数年前まで黒人に授与されていなかったのに、授与した翌年には反トランプを打ち出していたことがあった。あれと同じで、今までの在り方はどうだったのか、批判できる立場にあるのか、と思ってしまう。人種に関していえばね。まあただ「今」は変わったのです、という姿勢ならば、過去ばかりいじるのは良くないね。

 黒人モデルの立場向上に関していえば、トランプ出現はある種意味があったのじゃなかろうか、と遠いところから思う。