ごった

色々書きます

 十二国記の短編集を読み返して思ったこと。

 

丕緒の鳥 (ひしょのとり)  十二国記 5 (新潮文庫)

丕緒の鳥 (ひしょのとり) 十二国記 5 (新潮文庫)

 

 

 

 「青条の蘭」のなかで、継州のブナの病は天からのものであり、だから発生した継州の北部に天は解決策をおく、と書いてあった。

 ということは、戴の問題の解決方法は戴にあるわけだ。いやまあ自明だけど。天の助けもあって、饕餮を下せる戴麒が帰還した。じゃあひょっとして阿選は妖魔だったりするのかなーと思った。幻術をつかうとあるし。

 妖魔は天の理の外にある設定だったような気がするから、仮に阿選が妖魔だとしたら、天帝が戴を放置しているような状態もやむを得ないわけだ。でも天帝について陽子は疑問を持っているから、戴を救わなかったのは阿選が妖魔で管轄外だからでしたーというオチは無いだろうとは思う。

 というかそもそも妖魔とは。妖魔が仙籍に入れるのか?その国の妖魔なら国民扱いでなれたりするのか?

 今後は李斎と驍宗の武術面をあまり期待出来そうにないから、戴麒がかっこよく阿選を折伏するのじゃなかろうか。驍宗と李斎が心の支えとなってね。十二国記は武よりも仁、心だからね。

 まあ多分阿選は妖魔じゃないのでね。新刊発売までにのみ許された戯言だね。