ごった

色々書きます

 先週、本を借りてきた。

 

 以前借りたアンソロジーのなかで、一葉の「十三夜」・横光「春は馬車に乗って」・林「下町」がよかった。

これは鮟鱇で踊り疲れた海のピエロ。これは海老で車海老、海老は甲冑をつけて倒れた海の武者。この鰺は暴風で吹きあげられた木の葉である 

 上の引用は横光の『春は馬車に乗って』。こんな比喩を急に会話に落とし込んで書けるんだもんね。びっくりした。

 だから個人全集を借りてきた。といっても一葉のは持っているし、横光のも妹が所持しているので、林芙美子のだけ。

 

 

 横光で検索したら出てきた。別離に惹かれているからちょうどいいテーマだった。それにずっと読みたかった江藤の「妻と私」が入っている。

 

 今ドラマ『陳情令』を見ている。それでブロマンスとの関連から上半期に読んだ『BANANA FISH』を思い出した。タイトルの元になった「バナナフィッシュにうってつけの日」を読んでいなかった。こういうモチーフの背景が分かれば色んなことがもっと開けて見えるんだろうな。

 

 手に取るのは何回目かな......。やっぱりこれはおさえてないといけないという謎のプレッシャーがある。だけどアルスラーンの最終巻の印象があるので、若干モチベーションは低い。うーん、キルヒアイス退場あたりまで読めればいいかな。

 

 知っている名前が二つあったから借りた。専門家たちの対談物はおもしろいから、多分これもきっとそうだろうと。