ごった

色々書きます

 亡くなった二人のことを忘れたくないと思う。気分の暗くない朝を迎えると、私の悲しみはウソだったのかとブルーを探してしまう。

 忘れて離れていってしまうのはアレに似ている。転校すると元の学校で忘れられてしまうやつ。転校した側もだんだん忘れていく。馴染めばね。それぞれの時間が其処にあるからね。一度いた校区に再び戻ったとき、皆が変わっていて行きたくなかった。学年主任にだけど貴方も変わったでしょと言われて、納得するようなやるせないような気持ちになった。で、まあ、ね。転校なら離れてもフレンドシップが保てるかもしれないけど、だけどもう故人は干渉できないからね。死してなお支配する人もいるけどさ......。

 だから命日から離れて行くにつれ二人の陰が薄くなってしまうのは仕方ないのだと、本当は分かっている。だから此岸で日々を送るなかで、故人を思い出す装置が色々と、月命日やら盆やら彼岸があるんだろう。知らんけど。