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ディオール2019SS。ショー演出が舞台芸術のようで惹きつけられた。踊り続けるいのち、という感じ!
しかしなんというか、相変わらずキウリだなあという印象だった。今回のルックは直近のオートクチュールでも見たような感じがした。キウリとピッチョーリのヴァレンティノ時代が好きだっただけに、キウリのらしさが苦手というのはつらい。まあこれは単純に私の問題なんだけどね。
キウリのディオールはフェミニズムの代表のように扱われる。そして支持されているし注目もされている。ファッション通信だって何回か特集を組んでる。まあメゾンの大きさや資生堂との関係もあるかもだけど。
フェミニズムの難しさをキウリのディオールを見ていて思う。私はたとえ身長が高かったりリッチだったりしても、キウリのディオールを着たいとは思わない。私は女だけど、あのフェミニンさや柔らかさは好みではなくて、キウリのディオールと一緒になることは出来ない。フェミニズムをひとつで語ることは出来ないということ。この難しさを感じざるをえない。
キウリのディオールが取り上げられれば取り上げられるだけ、私はそれを好きじゃない!と言いたくなる。そこに括らないで欲しいと思う。言う必要はないのにね。
同じヴァレンティノでやっていたキウリとピッチョーリだけど、今キウリ好きとピッチョーリ好きは結構スパッと分かれているような気がする。気のせいかな?
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ラルフローレン2019ss。ブランド50周年を記念したコレクションだったらしい。
このコレクションには、古き良きアメリカから現代のよきアメリカまでがあったように思う。土地の温かみを感じられたし(NYのセントラルパークが会場らしいけどね!) 、ハッピーに溢れていた。
ゲストが正装だからか、建国当時の責任のある人々・伝統的なアメリカというような言葉が浮かんだ。まあ複雑な時代だけど、その中からでさえアメリカの歴史・文化のなかの人々の肯定的な面が表れていた気がする。主観でしかないな。
私でも知っているモデルが多かった。豪華だ!
この中央のモデルはディオールの18-19/FWオートクチュールでエンディングを務めていた気がする。ここから多様なファミリールックに変わったし、注目の子なんだろうな。
最近パリやミラノで見かけなかったからランウェイにIneとMaartjeがいて嬉しかったな。まあIneはラルフローレンのキャンペーンに出ていたものね。2人とも相変わらずかわいい〜。
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TomFord ss19。全然詳しくないけど、NYのセクシーさ、かっこよさがトムフォードにはある感じがする。今回のコレクションも黒の色合いがゴージャスで、シルエットや素材のタイトさ・滑らかさのバランスが絶妙だった。シンプルに頭を覆ったスタイルが華やかさをより作り出していた気がする。
オープニングはまたもやFranSummers!彼女は超売れっ子だなあ。 ステキなモデルがいると思ったら、彼女たちはどうやらFranと同じエージェンシーの模様。Chiharuさんも同じ所属なのね。
(https://instagram.com/p/BnXfzrUBd1f/)
歩きづらそうな子や伏し目がちな子がいるなか、Kaiaが堂々としていて感心した。二世でスタイル抜群で、でもやっぱりそれだけじゃないんだなあ。エンディングのGigiもなんだか貫禄があった。NY代表って感じ。
お気に入りのルックはこれ。