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なぜ野党を支持しないか、と言われれば議論を深めることが出来ないから。しかし野党のこの議席数では自民公明維新が固まる限りどんな法案と衆参を通過していく。だからしっかりしてほしいわけだが、もはや与野党というより敵味方、信不信という構図にみえる。
なんとなくだけど安倍政権が続く間は支持者同士の対立も続く気がする。多分感情の点で認め合うことはむずかしいように思う。うーん。
来夏の選挙はどうなるかな。増税・外国人労働者拡大で与党は見限られ、野党が議席をのばす。それとも毎度の審議拒否などで頼りにならないと野党が愛想を尽かされる。どっちもありそう。外交・国防の点で与党しかないとなるような気がするし、投票率自体が落ちるような気もする。
私自身は、消極的選択をしたり、政治への関心・情熱を失ってしまいそうでなんとなく嫌な気分がしている。
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ヴァレンティノ 2019ss。今回もピッチョーリらしいコレクションだったけれど、麦わら帽子を取り入れていた点が新鮮に感じられた。これまで羽や花をかぶったりほっかむりをしていたりしたけど、ウィメンズで帽子は珍しい気がする。気のせいかな。
黒や赤などの単色のルックが素敵だった。洗練されてしなやかでかっこいい。ピッチョーリの袖の膨らみや流れるように落ちるシルエットが好きなんだけれど、やはり単色のドレスで一番活きていると思う。
麦わら有りや華やかなドレスのルックはメイクがキラキラしていた。キラキラというよりラメやスパンコールっぽいけど、どうなっているんだろう。しかも唇だけではなくてアイシャドウとアイブロウまで!
単色のシンプルなものはメイクも自然だった。オープニング・エンディング共通の黒のドレスにナチュラルなメイクの装いはとても品の良い感じがした。ゴールドの環のイヤリングもよかったのかもしれない。
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ディオール2019SS。ショー演出が舞台芸術のようで惹きつけられた。踊り続けるいのち、という感じ!
しかしなんというか、相変わらずキウリだなあという印象だった。今回のルックは直近のオートクチュールでも見たような感じがした。キウリとピッチョーリのヴァレンティノ時代が好きだっただけに、キウリのらしさが苦手というのはつらい。まあこれは単純に私の問題なんだけどね。
キウリのディオールはフェミニズムの代表のように扱われる。そして支持されているし注目もされている。ファッション通信だって何回か特集を組んでる。まあメゾンの大きさや資生堂との関係もあるかもだけど。
フェミニズムの難しさをキウリのディオールを見ていて思う。私はたとえ身長が高かったりリッチだったりしても、キウリのディオールを着たいとは思わない。私は女だけど、あのフェミニンさや柔らかさは好みではなくて、キウリのディオールと一緒になることは出来ない。フェミニズムをひとつで語ることは出来ないということ。この難しさを感じざるをえない。
キウリのディオールが取り上げられれば取り上げられるだけ、私はそれを好きじゃない!と言いたくなる。そこに括らないで欲しいと思う。言う必要はないのにね。
同じヴァレンティノでやっていたキウリとピッチョーリだけど、今キウリ好きとピッチョーリ好きは結構スパッと分かれているような気がする。気のせいかな?
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ラルフローレン2019ss。ブランド50周年を記念したコレクションだったらしい。
このコレクションには、古き良きアメリカから現代のよきアメリカまでがあったように思う。土地の温かみを感じられたし(NYのセントラルパークが会場らしいけどね!) 、ハッピーに溢れていた。
ゲストが正装だからか、建国当時の責任のある人々・伝統的なアメリカというような言葉が浮かんだ。まあ複雑な時代だけど、その中からでさえアメリカの歴史・文化のなかの人々の肯定的な面が表れていた気がする。主観でしかないな。
私でも知っているモデルが多かった。豪華だ!
この中央のモデルはディオールの18-19/FWオートクチュールでエンディングを務めていた気がする。ここから多様なファミリールックに変わったし、注目の子なんだろうな。
最近パリやミラノで見かけなかったからランウェイにIneとMaartjeがいて嬉しかったな。まあIneはラルフローレンのキャンペーンに出ていたものね。2人とも相変わらずかわいい〜。