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『グレート・ギャッツビー』(フィッツジェラルド・小川高義)とそれに併せて『「グレート・ギャッツビー」の読み方』(野間正二)を読んだ。デイジーの魅力がよく分からなかったから。
宝塚で上演中だから読んだわよ。観劇の予定はないけれど。デイジーの魅力が分からないと書いたけど、でもそりゃそうだよね。この物語はニックの目を通して語られているのだから。ニックからすれば最も魅力があるのはロマンティックなギャッツビーなのだから。デイジーなんて、ね!
だから舞台になるとどう登場人物が見えるのか気になる。ニック目線のデイジーなのか、ギャッツビー目線のデイジーなのか。ギャッツビー目線じゃなければ、というか客観的に見れば、結婚して子供のいてすれちゃってる現実的なデイジーの姿が浮き彫りになりそうだけどな。ということはギャッツビーの夢見る力が際立つのだろうか。どうなんだろう。