ごった

色々書きます

アンミナ6

 まだゼノの最良ルートにいってないけど思うこと。


 以下根拠ほぼなしだし記憶違い多いと思う。

 告白成就の補佐官エンドを終えてみると、なんだか最初の方のゼノ様ってどこどなく嘘っぽい感じがあるように思える。キャラソンの「ここはどこで俺だれ」感がたしかにある。ていうかキャストの演技が上手くてびっくりした。さすがネオロマメインキャラ二回目かつ大手のエースさね。

 ゼノルートは間違いなくカウンセリングゲー。最初の方は自分を見失っている状態だから、告白成就あたりの姿がある意味で本当なんだろう。
 ゼノの人の役に立ちたいとか周りの人の方がすごいっていうのは基本変わらない気質だと思う。だけど多分卑屈になりすぎる部分は、沢山の中の一人だったのに守護聖に選ばれ、同時に故国の完全な喪失を経験したことによって生じている。ゼノは守護聖に選ばれたときあまり嬉しくなかったと言っていたし、言動からもまだ社会的アイデンティティを受容できていない。そのあたり19才らしさがあってナイスな年齢設定だと思う。それにゼノは論理型っぽい。悲しいとき涙は出ずむしろ頭が冷めてくると言っていたし、己の優しさは心底のものじゃないと認識していた。あまり感情に任せて動くタイプではなく、優しい振る舞いも頭で考えて生まれてきているんだろう。心と頭を別にできる辺り器用なんだろうけど。だから悲しみに蓋をしていたと言っていたけど、むべなるかな、向き合うことは宇宙の状況的にもなかなか難しかったろう。というように、アイデンティティ対象喪失の問題の両方がゼノ様のなかにはあるんだよね。
 だから最初の方のゼノはロジカルなところと病んでるところで出来ているから、どこまで本心でどこから計算なのかが分からなくなってきた。フェリクスが褒めて欲しいんだったら素直にそう言えと言っていたけど、相手の行動の引き出し方が自覚的なのか無自覚なのかが謎。ロレンツォほど計算してはいないだろうけど、見せてたゼノの全部が素なわけじゃないよね。存在価値を付与してもらうための優しさかもしれないし、みんなに求められるために演じている風にも思える。......穿ちすぎかな。
 だからねえ、アンジュと両思いになったゼノがどうなるのかこわいんですよ。告白成就の「もう、いいよね」とか、一回言い始めたら止まらなくなりそうな大好きにおののいたね。若さとか潜んでいた愛情が滲んでるじゃあない。スチルの目も立ち絵からは想像できない目つきしてたよ。それにゼノ様は心理テストによると甘えん坊らしいし、人に必要とされたい欲求もあるっぽいし、恋人状態になったらどうなるんだろうとちょっと臆している。他にも森の湖で祈った後のデートでアンジュに可愛いとか言うし(付き合ってないのに)、恋愛トンチンカンじゃあないとおもうんだよね。むしろゼノやカナタって風炎知恵の3人よりまともな恋愛してきてそうな感じがある。まあともかくアンジュとの交流を経て成長したゼノがどう恋人として振る舞うのかがこわい~。こわいしか言ってないよ私~。


追記
 少しやり直してみた。ゼノ様の大半は善良で優しいです。でも少しだけあざとい……気もする。年上の女王候補や守護聖に対してかしこまりすぎてるからかなあ。カナタや子供に対しては普通なのにね。声の調子は故郷や自信についてアンジュと話す時はいつでも落ちてるというか深刻な感じ。ここに闇が広がっている〜。